小国杉(九州熊本)
小国杉の特徴
強度が強く粘りがある銘木
小国地方における『すぎ』の品種は『ヤブクグリ』が最も多く60%、ついで『アヤスギ』が30%と、この品種に占められます。ヤブクグリはさし木が容易で成長も早く、材質も優れているが、幼令期の間は根曲がりの傾向がある。材はやや桃白色で粘りがあり、柱材、板材、建具材等に賞用されています。
アヤスギは、比較的やせ地のやや乾くところにもよく成長し、成長は中位であるが、心材は淡紅色で材質は優れています。
四万十桧(高知桧)
四万十桧(高知桧)の特徴
色白で、香りがとても良く油成分を多く含みます。
高知で育った四万十桧は、業界の中では、良質材の産地として有名です。また、他の桧より油成分を多く含みます。
色白で、香りがとても良い高知県産の桧(ひのき)はビーチ材と比べると強度はやや柔らかく、軽めですが優しい色合いで香りの良い素材です。
高知は、気候が温暖で真冬でも雪の積もることはほとんどありません。
また海峡や大きな渓谷がないため、 成長を左右する程の風(風害)が吹くこともありません。そのため、樹液、樹脂分が多い良質材が育ち易くなっています。
色彩は、桧としては強いピンク色が多くなっています。